この記事でわかること
- いくらかかる? 住んでいる市町と年齢で変わる
- いつまで受けられる?
- 予約から接種までの流れ
熊本市の子どもには、インフルエンザの予防接種の助成がありません。隣の菊陽町・合志市・大津町には、生後6か月から助成があります。2026年10月29日時点の自己負担は、次の表のとおりです。受けるかどうかは、本人(子どもなら保護者)がかかりつけの医師と相談して決めることです。
いくらかかる? 住んでいる市町と年齢で変わる

助成の有無は、住民票のある市町で決まります。国籍は関係ありません。
| 対象 | 熊本市 | 菊陽町 | 合志市 | 大津町 |
|---|---|---|---|---|
| 65歳以上(定期接種) | 1,500円 | 1,400円 | 1,400円 | 1,400円 |
| 13〜64歳 | 助成なし(全額自己負担)※生活保護世帯などを除く | 1,900円(1回) | 1,900円(1回) | 1,900円(1回) |
| 生後6か月〜12歳(注射) | 助成なし(全額自己負担) | 1回1,900円(2回) | 1回1,900円(2回) | 1回1,900円(2回) |
| 2〜12歳の経鼻ワクチン(フルミスト) | 助成なし | 1回4,000円 | 1回4,000円 | 1回4,000円 |
65歳以上など以外の接種は、国の定期接種ではない任意接種で、3つの町・市が独自に助成しています。フルミストは鼻にスプレーする1回で済むワクチンで、使えるのは2〜18歳です(助成は12歳まで)。
65歳未満の人への一般の助成があるのは、菊陽町・合志市・大津町の3つです(熊本市は、20〜64歳の生活保護世帯などに限って、市独自に無料で接種できます)。13歳未満の注射は2回で、間は2〜4週間あけます。合志市は、2回目の日に13歳になっていると全額自己負担になります。菊陽町は、フルミストが2026年度から助成の対象に加わりました。
65歳以上のほか、60〜64歳で心臓・腎臓・呼吸器の障がい、またはHIVによる免疫の障がい(身体障害者手帳1級相当)がある人も、予防接種法の定期接種の対象です。これとは別に、熊本市は市独自の措置として、20〜64歳の生活保護世帯なども対象にしています。熊本市では、定期接種の対象になる人のうち、市民税非課税世帯などは無料です(書類の提示が要ります)。子どもの任意接種は、この対象に入りません。
合志市は、委託医療機関での接種費用を1回4,387円(フルミストは9,300円)と示しています(2026年10月7日更新)。助成のない任意接種の値段は医療機関ごとに違います。例として、熊本地域医療センター内の熊本県予防接種センターは、完全予約制で、1回目が4,320円、2回目が3,220円(税込)としています。これは1つの施設の料金で、熊本の相場ではありません。
いつまで受けられる?

助成の期間は、どこも2026年10月1日からです。終わりは次のとおりです。
- 菊陽町・合志市・大津町:12月末まで
- 熊本市(65歳以上):2027年1月31日まで。市は、流行の時期を考えて12月中旬までの接種を勧めています
医療機関によっては、開始日や受付の期間が違います。熊本市は、市外や県外で受けるときの事前の手続きに1〜2週間かかるとしています。
流行の状況は、熊本市の発表でこうなっています。今シーズンは、第34週(8月17〜23日)に流行入りし、第40週(9月28日〜10月4日)に注意報レベルになりました。昨シーズンの流行入りは第41週(10月6〜12日)でした。熊本市は高齢者向けのページで、今年度は流行が早いので、早めの接種を考えてほしいと案内しています。
予約から接種までの流れ

菊陽町は指定医療機関への電話予約が必要で、一部に予約不要の所があります。大津町は原則、事前予約です。一覧には、医療機関ごとに「中学生以上」「フルミストは10月末まで実施」といった条件が付いています。65歳未満の助成が付くのは、指定された医療機関で受けたときだけです。65歳以上の人が指定外や市外の医療機関で受けたいときは、接種の前に市町への手続きが要ります。
持ち物と、外国人ならではの聞きどころ

菊陽町と合志市の案内にある持ち物は、次のとおりです。
- 住所が分かるもの(マイナンバーカード、運転免許証、資格確認書など)
- 13歳未満は、母子健康手帳(母子手帳)
- 委任状や身体障害者手帳など、該当する人だけ
大津町は、予診票を指定医療機関、子育て・健診センター、役場のどこかで受け取る形です。熊本市の65歳以上は、住所・氏名・生年月日が分かるもの(マイナ保険証や資格確認書など)が要ります。
在留カードが「住所が分かるもの」に入るかは、4つの市町の案内に書かれていませんでした。台湾で持っている兒童健康手冊(台湾の子どもの健康手帳)が、母子手帳の代わりになるかも書かれていません。この2つは、案内からは分かりませんでした。最後の節の「聞くことのメモ」に入れてあります。
中国語で病院を探す・予診票を読む

病院探しには、国の医療情報ネット(ナビイ)が使えます。繁体字中国語の表示があり、「じっくり探す」の「外国語」で、外国語に対応する医療機関を探せます。掲載内容は医療機関の報告のままなので、最新でない場合があります。古い記事で見かける「くまもと医療ナビ」は、2024年3月末で公開が終わっています。
予診票は日本語です。2026年10月29日時点で、インフルエンザ用の繁体字中国語の予診票は、熊本県・熊本市・3つの町・市のどこにも見つかりませんでした。書き方に迷う項目は、窓口で聞けます。かながわ国際交流財団の多言語医療問診票は、症状を伝えるときの助けになります。
熊本県外国人サポートセンターには、繁体字中国語で相談できる台湾相談ホットライン(080-9999-4405、LINEも可。受付は平日8:30〜17:00)があります。
台湾の公費インフルエンザワクチンとの違い、新型コロナの一言

台湾の衛生福利部疾病管制署によると、115年度(2026-27)の公費インフルエンザワクチンは、2026年10月1日から始まる予定と発表されました。対象には、65歳以上、未就学児、学生、慢性の病気がある人などが入ります。50〜64歳で高リスクの慢性病がない人は、11月2日からです。
日本では、自治体で子どもの扱いが分かれます。高齢者の定期接種にも、1,400〜1,500円の自己負担があります。台湾の公費接種で窓口に何を払うかは、今回は調べていません。
新型コロナも、熊本市では同じ時期に定期接種が始まっています。期間は2026年10月1日から2027年3月31日まで、自己負担は11,560円です(市民税非課税世帯などは免除)。対象は、インフルエンザと同じ65歳以上などです。熊本市は、インフルエンザとの同日接種ができるとしていますが、合志市のページは、同時接種は医師が必要と認めた場合としています。同時に受けたいときは、医療機関の案内に合わせます。
予約の電話の前に用意するもの

予約の電話の前に、手元に用意するものは3つです。電話では、値段と受付の期間もあわせて聞きます。
- 住んでいる市町の指定医療機関の一覧
- 受ける人の年齢(13歳未満は母子手帳が必要)
- 聞くことのメモ(在留カードで足りるか、値段、受付はいつまでか)
※2026年10月29日時点の情報です。自己負担と期間は、熊本市・菊陽町・合志市・大津町の案内によります。受けるかどうかの判断、受けられない場合があるかどうか(経鼻ワクチンを含む)は、医師に相談してください。特定の医療機関の広告ではなく、掲載料はいただいていません。
次にすること
- 中国語で話せる窓口は「熊本の外国人相談窓口一覧」で探す
- 引っ越してすぐなら、「熊本で暮らし始める最初の30日」で順番を見ておく
- 住んでいる人の話は、atlas TALK の「暮らし・移住」で聞いてみる
出典
- 熊本市「高齢者インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症予防接種」(2026年9月24日更新。対象・期間・自己負担、コロナの定期接種と同日接種を含む)
- 熊本市コールセンター FAQ「インフルエンザ予防接種の費用助成」(2026年10月2日更新。65歳未満は助成のない任意接種との記載)
- 熊本市「インフルエンザについて(総合対策)」(2026年10月23日更新。今季の流行入りと注意報レベルの週)
- 菊陽町「令和8年度インフルエンザ予防接種」(2026年10月8日更新)
- 合志市「インフルエンザ予防接種」(2026年10月7日更新)
- 大津町「インフルエンザ予防接種」(2026年9月15日更新)
- 熊本県予防接種センター(熊本地域医療センター)の自費料金(ページに更新日の表示なし。2026年10月29日に閲覧)
- 厚生労働省 医療情報ネット(ナビイ)。繁体字中国語の表示と「じっくり探す」の「外国語」がある(2026年10月29日閲覧)
- 熊本県「医療情報ネットの開設について」(2024年3月14日更新。「くまもと医療ナビ」は2024年3月末で公開終了)
- かながわ国際交流財団「多言語医療問診票」
- 熊本県外国人サポートセンター「台湾相談ホットライン」
- 総務省「外国人住民に関する住民基本台帳制度」(2012年7月9日施行と記載)
- 衛生福利部疾病管制署 報道発表「115年度公費流感疫苗」(2026年8月25日発表。日付は台湾側の資料)
この記事を読んだあとに
困りごとは、同じ手続きを通った人に聞いてみる。







